 HEAD 011
| I WAKE UP SCREAMING
FORMAT: limited 7" Vinyl
RELEASE DATE: October 27th, 2013
LABEL: Artificial Head Records And Tapes (U.S.)
CATALOGUE No.:
7" vinyl (500 copies limited)- HEAD 011
TRACK LISTING:
Side A: I Wake Up Screaming
Side B: Unzip [Live At The Edge Of The Sea 2012]
PERSONNEL:
"I Wake Up Screaming" written by David Gedge / Terry de Castro. | この名義では"It's Not You, It's Me"以来、実に9年4ヶ月ぶりとなる新録曲のリリース。米テキサスのインディーズArtificial Head Records And Tapesからの発売で、7インチ・ヴァイナル盤は500枚限定生産。うち100枚がミックスド・ヴァイナル、以降400枚がピンクのカラーヴァイナルでプレス。同レーベルのWEBサイトではデジタル・ダウンロード版のみも発売されており、7インチ盤を購入した場合は同時にmp3版もダウンロードできる仕組みになっている。 CINERAMA名義でのリリースではあるが、近年のTWPのファンにとってはすでにステージでのレパートリーとして馴染みがあった1曲。特に、日本のファンにとっては日本独自リリースとなった2枚組ライヴ・アルバム『Bizarro: Live In Tokyo 2010』が収録された2010年5月7日渋谷O-west公演でも演奏されたので、なぜCINERAMA名義でのリリースに至ったのかが分からず、タイミング的にも何とも不可解さを残すものではある。ここで聞こえるドラムが『Valentina』期からレギュラードラマーを務めているCharles Laytonのものであることは疑いようが無く、バックコーラスもTerry de CastroやPepe Le Mokoなど、『Valentina』参加メンバーによるものではないかと思われていた。翌年のコンピレーション『Seven Wonders of the World』のリリース時にブックレットに記載されたプロダクション・クレジットの詳細も明らかになったが、当初の予想通りやはりTWPの2012年作『Valentina』のスタジオ・セッションで録音されたアウトテイクであった。 リリースの背景はさておき、兎にも角にもスタジオ録音版での正式リリースは歓迎すべきもの。CINERAMA後期からの流れを汲むこの独特な作風・・・"Apres Ski"や"And When She Was Bad"などに象徴される、ミッドテンポで切々と歪な悲恋のストーリーが綴られていく、いかにもデイヴィッド・ゲッジ作品らしい狂おしさがCINERAMA作品のファンには堪えられない。ライヴで聞いた当時も思わず「CINERAMAの頃なら間違いなくシングルになっていただろう名曲」と評してしまったのだが、実際にそれが実現してしまった・・・。たとえ他のTWPのファンが戸惑おうとも、極私的には大切な、愛おしいカタログ。きっと、数は決して多くはないかもしれないが、CINERAMA時代を忘れられないファン達に向けた、ちょっとしたプレゼントのようなもの、と好意的に捉えたい。ここから、また何かが始まるのか?その予感さえも、このナンバーは伝えてくれるようではある。なおカップリングにはデイヴィッド・ゲッジが2009年以降毎年8月に開催している音楽フェスティバル"At the Edge of the Sea"(毎年その時点でのTWPのメンバーで構成されるCINERAMAのステージで幕を開け、様々なゲストアクトの後に、ヘッドライナーをTWPが務めている)の2012年開催分から、2ndアルバム『Disco Volante』収録曲"Unzip"のライヴ・テイクが収録されている。 |
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