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TONE CD 014

John Peel Sessions : Season 2

JOHN PEEL SESSIONS : SEASON 2

FORMAT: BBC SESSIONS' COMPILATION CD
RELEASE DATE: April 28th, 2003
LABEL: Scopitones (U.K.),
CATALOGUE No.:
CD- TONE CD 014

TRACK LISTING:
1. Your Charms
2. Heels
3. Apres Ski
4. Superman
5. Because I'm Beautiful
6. Lollobrigida (French Version)
7. Sly Curl
8. Yesterday Once More
9. Careless
10. Get Smart
11. Quick, Before It Melts
12. Health And Efficiency

2000～01年に収録されたBBC Radio 1「John Peel Show」のためのMaida Valeでのスタジオ・ライヴとレディオ・セッション音源をまとめた編集盤。John Peel Sessionものの編集盤としては2001年4月発売の『JOHN PEEL SESSIONS』以来2年ぶり2作目。#1～4が2000年6月12日発売のシングル「Wow」発売記念に行われた2000年6月14日、Maida Valeでのライヴ。ブラス・セクションとストリングス・クワルテットも加わった大編成でのライヴで、出来ればフルサイズでCD化して欲しいくらい素晴らしくエモーショナルな内容だった。ここに収録されたのは来る新作『DISCO VOLANTE』に収められる事になる当時の新曲群。#5～8は翌月の通算3回目となる7月12日録音(放送は2ヶ月後の9/19)のPeel Session。録音から放送までが2ヶ月遅れたのはおそらく2nd Album『DISCO VOLANTE』の発売日9月18日のタイミングにわざわざ合わせたかったからだろう。#6は同作の先行シングル「Lollobrigida」のフランス語ヴァージョンで、後にスタジオ・テイクで「Health & Efficiency」7インチ盤のカップリングに収録。#8は言うまでもないCarpentersの名曲カヴァー。こちらもシングル「Superman」のカップリングや編集盤『CINERAMA HOLIDAY』でスタジオ・テイクが聴けるが、ストリングスのバッキングが配されてレディオ・セッションのテイクではアレンジが若干異なっているのが（いつもの事ながら）興味深い。シングル「Lollobrigida」のカップリングだった#7"Sly Curl"のラフな出来も耳を惹くもの。スタジオ・テイクでは昔から交流のあるアイリッシュのコメディアンSean Hughesが担当していた終盤のスポークン・ワーズはフランス語でIlka Paetzという女性が担当。
最後の4曲は2001年5月13日録音（5/24放送）の通算4回目となるPeel Session。ここから約1年後に発表される事になる傑作3rd『TORINO』に収録された当時の新曲4曲を披露。ここでも微妙なアレンジ違いの妙が感じられるものになっているが、大曲「Health & Efficiency」は既にこの時点でスタジオ・テイクでのアレンジが完成されていた事に驚く。一言、絶品である。
Weddoesの時代からアルバムからアルバムへの橋渡しとなるような、その変化の過程が愉しめるレディオ・セッションものは貴重な記録としてファンには堪らないものだが、今回もその醍醐味が十分に味わえる1作になっている。

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