THE WEDDING PRESENT
single / EPs >> | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 || studio albums | comp. | sessions | live | dvds | TOP |
Two Bridges
Scopitones
Two Bridges

FORMAT: 7" Vinyl *U.K. tour limited
RELEASE DATE: 21st October, 2013
LABEL: Scopitones (U.K.)
CATALOGUE No.: TONE053
TRACKLISTING:
    Side A-
  1. Two Bridges
    Side B-
  1. Whole Wide World
【解説】
 2013年10月の英国ツアー会場限定でリリース。7インチ・ヴァイナル盤のみのフォーマットだが、やはりmp3ダウンロードコードも付属している。新録曲のシングルとしては"You Jane"以来1年8ヶ月ぶりとなり、ギターリストのPatrick Alexander、ベース&バックコーラスのKatharine Wallinger加入後初のスタジオ録音曲ということになる。
 盤石と言っていいライヴ・アクトとしてのタフネスが存分に感じられるギターロック・アンサンブルに、近年のTWP楽曲らしい、時に愛らしくもあるメロディラインが絶妙なハーモニーを奏でる逸品。後半にかけてバンド全体でバーストしていく展開は、ライヴでの盛り上がりどころだ。録音・ミックスダウンまで1日、1週間後にはBBC 6 Musicでワールドプレミア放送という、今の時代ならではのスピーディーなリリースぶりにも顕著だが、バンドとソングライターのクリエイティビティが『Valentina』以降も持続していることがよくわかる。入手経路が限られているのが何とも残念で、ぜひ近い将来のワールドワイド・リリースを期待したい。
 カップリングには70年代のStiffレコーズの看板アーティストの一人だったWreckless Ericの代表曲"Whole Wide World"のカヴァーを収録。これは過去のセッションからのアウトテイクで、2005年末のラインナップ(ギターリストはSimon Cleave、ベースはTerry de Castro、ドラマーは当時ツアードラマーとしてのスポット参加だった現ドラマーのCharles Layton)による録音。元々様々なアーティストが同曲ばかりをカヴァーするというトリビュート作品が企画されており、そこへの提供を前提として録音されていたものだった。残念ながら、同企画自体が頓挫し、結果としてこのカヴァーは発表する機会を逸していたものだった。ようやく8年越しで正式なリリースと相成ったが、カヴァーとしての出来は及第点。あまり意外性もなく、そつなくまとめられている感覚がある。なお、同じスタジオ・セッションで録音されたThe Beach Boys『Pet Sounds』へのトリビュート作品用に録音された"Caroline, No"(カヴァーとしての意外性や聞き所なら断然こちらの方がある)も併せてお聴きいただきたい。
<<--- previous release "4 Lieder EP"next release "Plugged In (2013)"--->>
| top |