INTERVIEWS

元TWPのメンバーたちが語る過去と現在
(Exclusive Ex-Band Members Interviews on Something and Nothing)

公式サイト内のフォーラム管理者Martin Payne Smith氏が中心となって運営されているファンサイトSomething and NothingでスタートしたTWP元メンバーたちへのインタビュー企画“Exclusive Ex-Band Members Interviews”の邦訳をお届けします。それぞれe-mailで送った質問に元メンバーが応える形で行われており、12問の共通項目に加え、各メンバー特定の質問が1〜3問なされています。メンバー自らが明かす知られざるエピソード、現在の新生TWPの活動を一体どのように見ているのか?いろいろ興味深い発言が見られますが、かつては(古めかしい表現で言えば)「同じ釜の飯を食った」仲間から時にメインマンであるデイヴィッド・ゲッジ個人への容赦ない攻撃もされています。ちなみにこの企画にはその攻撃対象となったデイヴィッド・ゲッジ本人も許可を出したそうですが、公の場で彼本人の口から過去のメンバーへの非難や殊更貶めるような発言は私が覚えている限りはそれほど無かったような気がしますので、よくOKを出したなと感心したものです。つまり、人によってはそれだけ皮肉たっぷりに彼やそのバンドをこき下ろすコメントになっています。これらのインタビューを読んでいて思うのはやはりメンバーの入れ替わりが激しいバンド(例えばThe Fallであったり、古くはKing Crimsonが典型的ですが)にいたメンバーというのは、自分が在籍していた時代のバンドとその仲間と共有した時間、そして自らが関わった作品を誇らしく思い、それ故に脱退した(人によっては“解雇”または“追放”された)時のわだかまりは消える事無くそこにあり、現存する“自分がいたバンドと同じ名前の”バンドとその中心人物に対してはどうしても快く思えず辛く当たってしまうのだなという事で、それがCINERAMAから“改名”する形で始まったこの新生TWPのように決してビジネス的な理由ではない(ここに関してはタイミング的に多くの80年代後半〜90年代に活躍したバンドが一時的にオリジナル・メンバーで再結成を果たした昨今に於いてはどうしても誤解を受けがちなので改めて釘を刺しておきますが)、とても複雑な成り立ちと事情があるバンドとデイヴィッド・ゲッジの場合であっても例外ではなく、元メンバーたちとの間には相容れない、第三者には理解できない溝が生じてしまったのだな、という事です。一方で見方を変えれば、新旧のファンたちやかつての当事者たちを含め、賛否両論入り乱れる本当に様々なリアクションを巻き起こした「THE WEDDING PRESENT」というブリティッシュ・ロックの歴史の中でも類い希な個性を持つバンドの名前とそこにある20年の歴史が持つものの大きさをまざまざと思い知らされるものにもなっています。
 この後前身のThe Lost PandasからTWP結成に加わったオリジナル・メンバーのベーシストKeith Gregory、後期CINERAMAからそのまま新生TWPの活動にも参加したものの、アルバム『Take Fountain』の発売を目前に脱退したドラマーKari Paavolaのインタビューが掲載される予定です。この項も随時邦訳出来次第更新していきます。[last modified 6th January, 2006 : Japanese translation by YOSHI@TWP-CINERAMA /Special thanks to all the crew on Something and Nothing.]

サイモン・スミス(ドラム/1988〜'97)

ピーター・ソロウカ(ギター/1985〜'91)

ポール・ドリントン(ギター/1991〜'95)

ダレン・ベルク(ベース→ギター/1993〜'96)

ショーン・チャーマン(ドラム/1985〜'87)

ジェイン・ロッキー
(ベース&バック・ヴォーカル/1995〜'97)

サリー・マーレル
(ローディー&マーチャンダイズ[TWP]、バック・ヴォーカル&キーボード[CINERAMA])
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