FORMAT: CD / Vinyl
RELEASE DATE (U.K.): 15th February, 2019
LABEL: Hatch Records (U.K.)
CATALOGUE No: HAT24LP (12" Vinyl & CD) / HAT24CD (CD Only)
TRACK LISTING: [recorded on 5th November, 2015]
1. Ten Sleep 2. Broken Bow 3. You Only Live Twice 4. 1000 Fahrenheit
[recorded on 8th September, 2016]
5. Rachel 6. Bear 7. Jumper Clown 8. Kill Devill Hills 9. Santa Monica
PERSONNEL:
David Gedge : Singing and Guitar
Samuel Beer-Pearce: Guitar and backing vocals
Katharine Wallinger : Bass and Vocals
Charles Layton : Drums and Percussion
Danielle Wadey : Keyboards and backing vocals
Melanie Howard : Keyboards on #5
【解説】
すっかりおなじみとなったBBC 6 MusicのMarc Rileyのプログラムでのセッションをまとめたコンピレーションの第3弾。今回は2015年11月5日放送分と2016年9月8日放送分の、傑作『Going, Going...』発売前後の2回のセッションからの9曲がまとめられており、当然同作からの名曲群がライヴ感たっぷりな演奏で聴けるのが堪らない。前者のセッションではDavid GedgeにとってはCinerama時代の2001年にカヴァーした"Diamonds are Forever"以来となる2度目の007映画のテーマ曲(=John Barryナンバー)のカヴァーを披露。1967年公開のシリーズ第5作『007は二度死ぬ』からNancy Sinatraが歌った"You Only Live Twice"はこのセッションが初披露の機会となった屈指の名演。後に『Going, Going...』セッションでのスタジオ・テイクでチャリティー・オムニバス企画盤『Not From Where I'm Standing』に収録された。2015年11月当時のツアーで初めてセットリストに組み込まれた"1000 Fahrenheit"にも注目。2012年作『Valentina』日本盤ボーナストラックにもなった隠れた名曲だ。 後者2016年9月8日放送分では番組ホストのMarc Rileyが自身のバンドThe Creepersで1983年に発表したナンバーで、1994年の『Watusi』セッションでカヴァー(初出は1994年11月リリースのシングル"It's a Gas"カップリング)した"Jumper Clown"を本人にはシークレットで突然演奏し、驚かせた。スタジオテイクは荒々しいガレージ・ロック的な解釈も痛快だったが、ここではチープなキーボードの音色も相まって、むしろオリジナルのThe Creepers版の雰囲気に近い感じでカヴァーしているのが興味深い。フィジカル・リリースはCDがバンドルされたヴァイナル盤、CD盤のみの2種というのはいつも通り。