◎The Wedding Present『Locked Down And Stripped Back』2/26待望のフィジカル・リリースが決定 [2020/11/18 - 2021/2/5 - 2/26更新] 2020年のコロナ禍に伴う最初のロックダウン中に、ザ・ウェディング・プレゼントの現在のバンドメンバー4人と盟友のTerry de Castroがそれぞれの自宅で録音・撮影したセミアクースティック編成によるヴァーチャル(リモート)・セッション・シリーズ"Locked Down & Stripped Back"。2020年6月にYouTubeの公式チャンネルで公開された"Granadaland"を皮切りに過去のTWP/CINERAMA楽曲のリアレンジ版、当時出来たての新曲だった"You're Just A Habit That I'm Trying to Break"、現在のギターリストでSleeperのメンバーでもあるJon Stewart加入後のツアーで初演奏されたSleeperの未発表曲"We Should Be Together"はそのSleeperのボーカル、Louise Wenerとのデュエットで披露されるなど、断続的に公開されてきた全12曲。いずれも、とてもバラバラに録られたものとは思えないくらい、絶品のバンド・グルーヴが感じられる雰囲気がとにかく素晴らしく、多くのファンからフィジカル化の要望が上がっていましたが、遂に自身のScopitonesからリリースされることが発表されました。 フィジカル盤はCDが同梱されたヴァイナルLP盤が2タイプとCD盤のみ(カタログNo. TONECD088)の計3種類。ここ最近のScopitonesからのリリース作品『George Best 30』『Tommy 30』と同様に、ヴァイナル盤は通常のブラックLP(カタログNo. TONE088)に加え、インディーズ・ショップ限定販売仕様のものが用意されており、今回は透明ネオン・オレンジのカラーヴァイナルとなります(カタログNo. TONE088X)。すでにRough Tradeなど、イングランド内のいくつかのショップで販売を開始していますが、前述の2作同様売れ行きは早いようです。なお、発売日は当初アナウンスされていた2/19から1週間延びて2/26になり、アナログ盤はドイツの生産工場での工程の遅れから3/5に延期になっています。 そして今回も毎回様々なデラックス・エディションをリリースしてくる北米アセンズのHappy Happy Birthday To Meからも発売されますが、デラックス・バンドルは限定オレンジLP(こちらは透明ではないとのこと)とバッジ、ステッカーとクージー(ペットボトルや缶用のカバー)のセット、限定オレンジLP単品と通常のブラックLP、CDのみの4種類に加え、北米版のみのカセット盤のリリースも決定しています。新作のカセット盤でのリリースは2012年作『Valentina』以来になります。収録曲は下記をご参考下さい。なお、U.S.盤LPはAmazon.co.jpでも購入可能。英Scopitones版CDはいち早くディスクユニオン通販や一部店頭にも入荷しています。もちろんSpotifyをはじめとする各種ストリーミング・サービスでも配信中です。ちなみにアルバム・ジャケットには度々映像中にも登場していたDavidの愛犬Dorisが描かれています。
"A Million Miles" (George Best 1987)
"California" (The Hit Parade 1992)
"Starry Eyed" (Torino 2002)
"We Should Be Together" ft. Louise Wener (previously unreleased / Sleeper's cover)
"You Should Always Keep In Touch With Your Friends" (7" single 1986)
"Granadaland" (Bizarro 1989)
"You're Just a Habit That I'm Trying to Break" (previously unreleased / new song 2020)
"Crawl" (3 song EP 1990)
"Sports Car" (Mini 1995)
"Deer Caught In the Headlights" (Valentina 2012)
"Blonde" (Seamonsters 1991)
"My Favourite Dress" (George Best 1987)
◎1/16 デイヴィッド・ゲッジ自宅から3度目となるストリーミング・イベントが開催 [2021/1/17 - 1/19更新] イングランド国内の再ロックダウンの影響で延期となったフル・バンド編成2回目の有料配信ライヴの代替イベントとして、これが3回目となるブライトンのデイヴィッド・ゲッジ自宅からのストリーミング・イベントが現地時間午後8時(日本時間17日午前5時)から各SNSの公式アカウント、YouTubeの公式チャンネルで配信。現在公式YouTubeチャンネルでその時の模様がご覧いただけます 。事前に収録されたデイヴィッド・ゲッジとメラニー・ハワード2人のアクースティック・セッションが6曲(Brassneck / Deer Caught in the Headlights / Jet Girl / Dare / Quick, Before It Melts / What Have I Said Now?)披露された他、'University Mastermind Jeopardy Wheel Of Fortune Challenge'と題されたTWP関連の問題が出題されたクイズ・ショーが行なわれました。有名ファン4人がリモートで回答者として参加したこのパートがプログラム全体の大部分を占めましたが、なかなか正解が困難な問題も出題されて、個人的にはかなり楽しめました。ところで、同郷リーズのThe Mekonsの1978年の2ndシングル"Where Were You"(この曲もまた、過去TWPとCINERAMAで取り上げて来た多くカヴァー曲の原曲と同様に、友人のDJ故John Peelのお気に入りでありました)をTWP初期の1986年のステージでカバーしていたことはファンの証言では聞いたことがありましたが、今回問題として出題されたことで、本人から公式な形では初めて言及されたことになるのでは?
[2021/1/19更新]公式YouTubeチャンネル内で当日演奏された6曲のアクースティック・セッションが独立した動画で公開されています。上記曲名からリンクしていますので、ぜひご覧下さい。