◎The Wedding Present『Locked Down & Stripped Back』2/19待望のフィジカル・リリースが決定 [2020/11/18] 今年のコロナ禍に伴うロックダウン中に、ザ・ウェディング・プレゼントの現在のバンドメンバー4人と盟友のTerry de Castroがそれぞれの自宅で録音・撮影したセミアクースティック編成によるヴァーチャル(リモート)・セッション・シリーズ"Locked Down & Stripped Back"。今年の6月にYouTubeの公式チャンネルで公開された"Granadaland"を皮切りに過去のTWP/CINERAMA楽曲のリアレンジ版、当時出来たての新曲だった"You're Just A Habit That I'm Trying to Break"、現在のギターリストでSleeperのメンバーでもあるJon Stewart加入後のツアーで初演奏されたSleeperの未発表曲"We Should Be Together"はそのSleeperのボーカル、Louise Wenerとのデュエットで披露されるなど、断続的に公開されてきた全12曲。いずれも、とてもバラバラに録られたものとは思えないくらい、絶品のバンド・グルーヴが感じられる雰囲気がとにかく素晴らしく、多くのファンからフィジカル化の要望が上がっていましたが、遂に2021年2月19日に自身のScopitonesからリリースされることが発表されました。 フィジカル盤はCDが同梱されたヴァイナルLP盤が2タイプとCD盤のみ(カタログNo. TONECD088)の計3種類。ここ最近のScopitonesからのリリース作品『George Best 30』『Tommy 30』と同様に、ヴァイナル盤は通常のブラックLP(カタログNo. TONE088)に加え、インディーズ・ショップ限定販売仕様のものが用意されており、今回は透明ネオン・オレンジのカラーヴァイナルとなります(カタログNo. TONE088X)。すでにRough Tradeなど、イングランド内のいくつかのショップで販売を開始していますが、前述の2作同様売れ行きは早いようです。そして今回も毎回様々なデラックス・エディションをリリースしてくる北米アセンズのHappy Happy Birthday To Meからも発売されますが、デラックス・バンドルは限定オレンジLP(こちらは透明ではないとのこと)とバッジ、ステッカーとクージー(ペットボトルや缶用のカバー)のセット、限定オレンジLP単品と通常のブラックLP、CDのみの4種類に加え、北米版のみのカセット盤のリリースも決定しています。ちなみに新作のカセット盤でのリリースは2012年作『Valentina』以来になります。収録曲は下記をご参考下さい。なお、U.S.盤LPはAmazon.co.jpでも購入可能。ちなみにアルバム・ジャケットには度々映像中にも登場していたDavidの愛犬Dorisが描かれています。
"A Million Miles" (George Best?1987)
"California" (The Hit Parade?1992)
"Starry Eyed" (Torino 2002)
"We Should Be Together" ft. Louise Wener (previously unreleased)
"You Should Always Keep In Touch With Your Friends" (7" single 1986)
"Granadaland" (Bizarro 1989)
"You're Just a Habit That I'm Trying to Break" (previously unreleased)
"Crawl" (3 song EP 1990)
"Sports Car" (Mini 1995)
"Deer Caught In the Headlights" (Valentina 2012)
"Blonde" (Seamonsters 1991)
"My Favourite Dress" (George Best 1987)
◎1/16 デイヴィッド・ゲッジ自宅から3度目となるストリーミング・イベントが開催 [2021/1/17 - 1/19更新] イングランド国内の再ロックダウンの影響で延期となったフル・バンド編成2回目の有料配信ライヴの代替イベントとして、これが3回目となるブライトンのデイヴィッド・ゲッジ自宅からのストリーミング・イベントが現地時間午後8時(日本時間17日午前5時)から各SNSの公式アカウント、YouTubeの公式チャンネルで配信。現在公式YouTubeチャンネルでその時の模様がご覧いただけます 。事前に収録されたデイヴィッド・ゲッジとメラニー・ハワード2人のアクースティック・セッションが6曲(Brassneck / Deer Caught in the Headlights / Jet Girl / Dare / Quick, Before It Melts / What Have I Said Now?)披露された他、'University Mastermind Jeopardy Wheel Of Fortune Challenge'と題されたTWP関連の問題が出題されたクイズ・ショーが行なわれました。有名ファン4人がリモートで回答者として参加したこのパートがプログラム全体の大部分を占めましたが、なかなか正解が困難な問題も出題されて、個人的にはかなり楽しめました。ところで、同郷リーズのThe Mekonsの1978年の2ndシングル"Where Were You"(この曲もまた、過去TWPとCINERAMAで取り上げて来た多くカヴァー曲の原曲と同様に、友人のDJ故John Peelのお気に入りでありました)をTWP初期の1986年のステージでカバーしていたことはファンの証言では聞いたことがありましたが、今回問題として出題されたことで、本人から公式な形では初めて言及されたことになるのでは?
[2021/1/19更新]公式YouTubeチャンネル内で当日演奏された6曲のアクースティック・セッションが独立した動画で公開されています。上記曲名からリンクしていますので、ぜひご覧下さい。