DISCOGRAPHY [THE WEDDING PRESENT (I) 1985〜1997]
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Hit Parade1

Lyrics
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Hit Parade 1[米Manifesto盤]


Track Listing:
1. Blue Eyes
2. Go Go Dancer
3. Three
4. Silver Shorts
5. Come Play With Me
6. California
7. Cattle And Cane
8. Don't Cry No Tears
9. Think That It Might
10. Falling
11. Pleasant Valley Sunday
12. Let's Make Some Plans

side-A: 1-6
side-B: 7-12
Hit Parade 1 (8th June,1992)

U.K. RCA (Out of print)
CD- PD75343
LP- PL75343
MC- PK75343

Japan BMG Japan (Out of print)
CD- BVCP-220
(released on Aug 21st, 1992)

U.S. First Warning (Out of print)
CD- 72705-75711-2

U.S. Reissue Manifesto
CD- PT3-40301

Personnel:
David Lewis Gedge (vo.&g.), Paul Dorrington (g.), Keith Gregory (b.), Simon Smith (dr.)
Prod. by Chris Nagle (#1-3&7-9), Ian Broudie (#4-6&10-12)


 破竹の勢いを見せた92年のWedding Present。あの重厚な傑作アルバム『SEAMONSTERS』の後に、何と月1でA面新曲/B面カバーでアナログの7インチ・シングルを15,000枚の限定プレスでリリースするという『The Hit Parade』シリーズを開始。イギリスでは毎月第一月曜日に発売されたそのシングルはB面のカバー曲の趣向の広さ(Twin PeaksからGo-Betweens, Monkeesまで)やその換骨奪胎ぶりも大きな話題になったが、とにかくオリジナル曲のどれもが素晴らしい出来で、およそ1週間遅れで日本に入ってきたそれに針を落とすのが楽しみで仕方なかった。今作はそのシリーズ前半、1月から6月までのAB面を集めたもの(全英アルバムズ・チャート最高位22位)。かと言って寄せ集め的な雰囲気は皆無で、むしろ1曲目から12曲目までのアルバム全体の異様な整合感とテンションの高さが、聴いていてこれがシングル集だという事を忘れさせてくれる。とにかく気持ち良いことこの上無しのパワフルな1枚だが、実はメンバー側は全てのシングルが発表された後にアルバムとして出すことを想定していたものの、RCA側の強い意向で急遽リリースされる事になったカタログだったそうだ。またシングルの発売日に在庫を隠し、程なくしてプレミアを付けて売り出す悪質な小売店が出現した事も本シリーズの早期のアルバム化を後押しする事になった。
 裏ジャケットは仏語、独語など7カ国語で説明が表示されているが、CD版の日本語の説明文に誤りがあり(「前半」が「後半」になっている)、この誤植はそのまま最初のU.S.盤であるFirst Warning盤、並びに米Manifestoからのリイシュー盤にも引き継がれてしまった。結局この誤植の修正版はどの生産国版でも販売されていないため、CD版で世界中で唯一正しい表記となっているのは当時のBMGビクターからの日本盤だけとなっている(なお、なぜかアナログ盤の方は正しい表記)。
 またジャケット上部のマークはそれぞれの発売元レーベルのものになっている(英RCAと最初のU.S.盤であるFirst Warningの2種類有り)が、米Manifestoからの再発盤はマークが消えている。
 なお、2014年10月にデイヴィッド・ゲッジ監修の元リマスターされ、本プロジェクト全12枚に加え、関連するMVなどの映像を全てまとめた英Edsel/Demon Musicからの3CD+DVDの4枚組エクスパンディッド・エディションThe Hit Parade』が出ているので、そちらをオススメしたい。


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