Track Listing: (Original Order)
1. Dalliance
2. Dare
3. Suck
4. Blonde
5. Rotterdam
6. Lovenest
7. Corduroy
8. Carolyn
9. Heather
10. Octopussy
side-A: 1-5 side-B: 6-10
[Bonus tracks for 2001 Camden Deluxe reissue]
11. Make Me Smile (Come Up And See Me)
12. Crawl
13. Corduroy [Single Version]
14. She's My Best Friend
15. Niagara
16. Mothers
17. Dan Dare
18. Fleshworld
#11-13 taken from EP "3 Songs EP" [1990-RCA]
#14-15 taken from EP "Dalliance" [1991-RCA]
#16-18 taken from EP "Lovenest" [1991-RCA] |
Seamonsters (28th May, 1991)
U.K. RCA
CD- PD75102 (Out of Print)
LP- PL75102 (Out of Print)
MC- PK75102 (Out of Print)
Japan BMG Japan
CD- BVCP-132 (Out of Print) (released on Jan. 21st, 1992)
U.S. First Warning (1991)
CD- 72705-75708-2 (Out of Print)
U.S. Manifesto
CD- PT3-40703
U.K. Remastered Reissue Camden Deluxe (released on 30th July, 2001)
CD- 74321 869662 ★
U.K. (reissue / 180g vinyl) Weatherbox (released on 30th April, 2012)
12" vinyl - VIN180LP044 ★
U.K. (reissue / 3 LP box set *1,000copies limited) Weatherbox (released on 26th November, 2012)
10" vinyl - VIN180LP045
Expanded Edition (E.U.) Edsel Records / Demon Music
3CD+1DVD - EDSJ 9006 (27th October, 2014)★
Personnel:
David Lewis Gedge (vo.&g.), Peter Solowka (g.), Keith Gregory (b.), Simon Smith (dr.)
Recorded by Steve Albini
91年春にアメリカ ミネソタ州の奥地Cannon Fallsという街にあるスタジオPachyderm Studiosにて12日間でレコーディングされたという通算3作目のスタジオ・アルバム(全英アルバムズ・チャート最高位13位)。U.S.インディー界屈強のエンジニアSteve Albiniを迎えた成果が十二分に発揮された異様なまでに隙間を残したデッドな音響、重厚さとシャープさが同居した稀代のバンド・サウンド、愛憎渦巻くストーリーが奇跡的なバランスで三位一体となり、完璧に解け合っている。発売当初はその尋常ではない「重さ」ばかりがクローズアップされたが、歌詞を追いながら聞き込んでみるとその中に透徹したリリカルな美しさをも内包している事が分かる。本当にこんなアルバム、他に知らない。ひたすら大音量でその音の塊に身を委ねていたい真のMASTERPIECE。永久に風化する事のない金字塔である。ファンの歴代フェイヴァリット・ソングの1つ#1, #7、後年のステージでも頻繁に取り上げられる#2、#9など、曲単体でも聴くべき所は目白押し。 アルバム・タイトルはHitchがデザインしたこのアルバム・ジャケットにインスパイアされてデイヴィッド・ゲッジが命名。「たぶんこのジャケットにある歯とか鱗みたいなのが波間からゆっくりと姿を現してくる巨大な生き物を連想させるカートゥーンに魅了されて付けたんだと思う。曲の雰囲気にも似合っているしね。」(David Gedge談)。
各国版について補足しておくと、当時出た北米First Warning盤のみジャケット・デザインが異なり(ジャケット下のプルダウンを選択のこと)、ボーナストラックが3曲追加されている。現行の北米盤であるManifesto盤はオリジナル通りの10曲にオリジナルのジャケット・デザインになっている。また英国盤とほぼ半年遅れで発売された日本盤に関してはシングルB面曲の"Crawl"、"Niagara"が末尾に付け加えられているが、ボーナストラックなどの注釈がないため、これがあたかもこのアルバムの一部であると誤解されている事がいまだに多いようだ。しかも歌詞が当時の洋楽アルバムに多かった「聞き取り」によるものであまりにも間違いが多く、その杜撰な仕事は'93年来日時のメンバーたちを呆れさせたばかりでなく、今でもしばしば海外のファンからネタにされ、嘲笑の対象となっている。 その後David Gedge監修の元、2001年7月には英Camden DeluxeからシングルB面曲をボーナストラックに追加してリマスター再発、さらには2014年10月には英Edsel/Demon Musicから3CD+DVDの4枚組エクスパンディッド・エディションが再発されており、その度にリマスタリングが行なわれているが、やはり2014年版のリマスタリングがオリジナル・アナログ盤の聴感に近いもので、ボーナス音源の充実ぶりも含めてぜひお薦めしたい。なお、英Camden Deluxeから発売された再発盤の初回盤はプラケース外側を紙製のスリーブケースが覆う形になっているが、91年当時のRCAからのLPジャケットと同じ紙質でツルツルとしたコーティングが施されている。 ※関連文書【英Camden Deluxe'01リマスター盤付属ライナー邦訳】 |
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