Track Listing: (Original Order)
1. Venus 2. Real Thing 3. Dreamworld 4. 2, 3, Go 5. Snake Eyes 6. Hula Doll 7. Big Boots 8. Montreal 9. Skin Diving 10. Jet Girl 11. Kansas 12. 50s
side-A: 1-3 side-B: 4-6 side-C: 7-9 side-D: 10-12 |
Saturnalia (September 9th, 1996)
U.K. Cooking Vinyl (out of print)
CD- COOK CD 099
Vinyl (10"x2/45rpm)- COOK 099
MC- COOK C 099
U.S. Cooking Vinyl
CD- COOK CD 099
Canada True North Records (out of print)
CD- TNSD 0134
Japan Canyon International (out of print)
CD- PCCY-01006 (released on Oct. 18th, 1996)
Expanded Edition (E.U.) Edsel Records / Demon Music
3CD+1DVD - EDSJ 9009 (27th October, 2014)★
Vinyl Reissue (E.U.) Demon Records (1st December , 2014)
10"x2 Vinyl (limited Edition/ 33rpm) - DEMREC42
Personnel:
David Lewis Gedge (vo.&g.), Simon Cleave (g.), Jayne Lockey (b.&back Vo.), Simon Smith (dr.)
Produced by Cenzo Townshend
前作からほぼ8カ月という、彼らにしては短いインターヴァルで届けられた通算6作目のスタジオ・アルバム(フルサイズのスタジオ・アルバムとしては5作目)。このバンドならではのギター・アンサンブルとグルーヴを聴かせる「あの感覚」はそのままに、Jayneのヴォーカルを多用する楽曲も増え、艶っぽい音色を響かせる新ギタ-リストSimon Cleaveの存在も手伝って、アグレッシヴさの中にも柔和さとしなやかさを湛えた独特な路線がここに確立。要所要所で彩りを添えるパーカッションやキーボードを挟み込むアレンジの妙など、きめ細やかなサウンドの多彩さにはここまでの様々なトライアルの成果が表れ、久々に溜飲が下げられたものだった。Davidのソングライターとしての成長ぶりは開放感に溢れる凝ったコード展開の#1"Venus"や名曲#8"Montreal"、ポップな#10"Jet Girl"に明らか。『WATUSI』以降のソング・オリエンテッドな作風と進化を遂げた“Weddoes流”バンド・サウンドが融合した新たな方向性を示している。この爽快な聴後感を残す作品のトーンは、そのままDavidのソロ・プロジェクトCINERAMAでの作品へと地続きに連なっていく。1つの時代の区切りと同時に、次の時代の到来も告げていた、忘れがたい名作。全英アルバムズ・チャート最高位36位を記録し、2作連続のTOP40入りを果たした。 なお当時リリースされたカセット盤にはJayneがリード・ヴォーカルを取った"Sports Car"のアクースティック・ヴァージョンと"2, 3, Go"のカップリングだった"Up"の2曲がボーナストラックで収録。日本盤CDはその"2, 3, Go"のカップリング全3曲に加え、"Sports Car"のアクースティック・ヴァージョンの計4曲がボーナス・トラックで追加。"Sports Car"のアクースティック・ヴァージョンは後にシングル・カットされた"Montreal"のカップリングに収録されるものの、当時は(たった数ヶ月間の話ではあるが)世界でもCD化されていたのはこの日本盤だけだった。U.S.盤とカナダ盤CDは"Jet Girl"がシングル"2, 3, Go"に収録されたアクースティック・ヴァージョンに(どういう理由かは不明だが)差し替えられ、"Up"がボーナストラックで収録されている。それらバラバラに収録されていたボーナス音源も含め、新たにリマスタリングの上、英Edsel/Demon Musicから2014年10月にリリースされた3CD+DVDの4枚組エクスパンディッド・エディションに収録されているので、ぜひそちらで体験いただきたい。 ※関連文書【09/08/'96 Interview with David Gedge】 |
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