番組： John Peel Show(Cinerama-4th John Peel Session) 放送日(初回)： 24/05/2001 録音日： 13/05/2001 曲目： Careless / Get Smart / Quick, Before It Melts / Health And Efficiency メンバー： David Lewis Gedge(vo. & g.), Sally Murrell (backing vo.&k)、Simon Cleave (g.), Terry de Castro (b.&back vo.), Kari Paavola (dr.), Phillip Robinson (flute), Andrew Blick (trumpet), Abigail Trundle (cello), William Davis (violin) 収録アルバム： JOHN PEEL SESSIONS : Season 2 [Scopitones 2003] 説明： 　CINERAMA2001年唯一の、通算4回目となるPeel Sessionでは同年4月の英国ツアー、5〜6月にかけて行われている北米ツアーでもセットリストに加わっていた"Careless"を含む新曲4曲を披露。ツアーでの好調ぶりがそのまま持ち込まれた様なアグレッシヴな感覚もよく伝わってきますが、ここでの4曲中3曲がシングル曲（"Health & Efficiency"が2001年10月に、"Quick, Before It Melts"2002年6月に、そして3rd Album『TORINO』からのリカットとして"Careless"が2002年10月に発売）になったその楽曲自体の力強さがこのセッションから3ヶ月後に発表される事になる新アルバムへの期待を大いに抱かせました。ここでの4曲は2003年4月に発売された上記Peel Session集の第2弾編集盤に収録されました。

番組： John Peel Show(Cinerama-live at Maida Vale) 放送日(初回)： 09/01/2002 (生放送) 録音日： ---- 曲目： Cat Girl Tights / Starry Eyed / Your Time Starts Now+ / Apres Ski / And When She Was Bad+ / Suck / Get Up And Go+ / Quick, Before It Melts / Spangle+ / Estrella / Wow / Health And Efficiency / Brassneck / Your Charms メンバー： David Lewis Gedge(vo. & g.), Sally Murrell (backing vo.&k)、Simon Cleave (g.)、Terry de Castro(b.&backing vo.)、Kari Paavola (dr.)、Abigail Trundle (Cello)、Sarah Morris (Viola)、Rachel Davis (Violin)、Eleanor Gilchrist (Violin) 収録アルバム： JOHN PEEL SESSIONS : Season 3 [Sancturay 2007] +のみ 説明： 　CINERAMAのMaida Valeからのライヴはこれが2回目で、前回同様ライヴでもおなじみのメンバー5人に加えストリングス・クワルテットも含んだ大編成でのもの。伝説と化した前回同様今回もセットの大半を占めた新曲群が素晴らしく、3rd Album『TORINO』への期待を脹らませるには十分過ぎる内容でした。あと、前年のツアーで演奏されていたTWPの3曲も言わずもがな。"Spangle"はアルバム・テイクでのアレンジに近い形で演奏されており、まさしくDavidの“『Watusi』がCINERAMA発祥の地”発言を裏付ける格好となっています。BBC Radio 1のWEBサイトでアーカイヴとしても配信されていましたが既に終了しています。その後2007年8月にリリースされた第3弾Peel Session集『John Peel Sessions : Season 3』でここから4曲がCD化されましたが、ぜひともフル・サイズでのCD化を希望します。

番組： BBC Radio 2 "Jonathan Ross Show" 放送日(初回)： 03/08/2002 (生放送) 録音日： ---- 曲目： Close Up / Careless メンバー： David Lewis Gedge(vo. & g.),Simon Cleave (g.) 収録アルバム： 未定 説明： 　傑作3rd Album『TORINO』発売後のものとしては初となるレディオ・セッションはいつものPEELの番組ではなく、意外にもBBC Radio 2のJonathan Ross Show（毎週土曜朝10時から放送の3時間番組で、お茶の間の顔でもあるジョナサンの老獪なトークにわりとソフトなインディー系の選曲が特色の番組）。ただし今回はDavidとSimonの2人によるアクースティック・セッションで、披露されたのは7月に行われていた英国ツアーでは演奏されなかった"Close Up"とシングル曲"Careless"という『TORINO』収録の2曲。リラックスした雰囲気のラフな演奏でした。

番組： BBC 6 Music "Sean Hughes' The Sunday Lie-In" 放送日(初回)： 25/08/2002 (生放送) 録音日： ---- 曲目： Quick, Before It Melts / And When She Was Bad / メンバー： David Lewis Gedge(vo. & g.),Simon Cleave (g.) 収録アルバム： 未定 説明： 　CINERAMAとは音盤上での共演も果たしているおなじみのコメディアンSean Hughesがホストを務めるBBC Radioのデジタル・チャンネル6 MusicのプログラムThe Sunday Lie-In(毎週日曜朝11:00〜14:00 GMT.)にDavidとSimonが出演し、『TORINO』からの曲をアクースティック・セッションで披露。いかにも友人の番組ならではの笑いの絶えないトークが象徴するように、かなり緩ーい感じのセッションではありました。

番組： BBC 6 Music "Tom Robinson's Evening Sequence" 放送日(初回)： 19/09/2002(生放送/2曲)、23-26/09/2002(4曲) 録音日： --- 曲目： Starry Eyed / Get Up And Go / Careless / Health & Efficiency / And When She Was Bad / I've Never Made Love Like That Before メンバー： David Lewis Gedge(vo. & g.), Sally Murrell (backing vo.&k)、Simon Cleave (g.)、Terry de Castro(b.&backing vo.)、Kari Paavola (dr.)　[※推測] 収録アルバム： 未定 説明： 　こちらもBBC Radioのデジタル・チャンネル6 Musicでの放送。Peel SessionをはじめとしたBBCのレディオ・セッションが頻繁に収録される御存知Maida Valeスタジオで新曲「I've Never Made Love Like That Before」（後に新生TWP名義で発表される"Queen Anne"）を含む6曲が収録され、そのうち2曲は生中継のライヴでEvening Sequence(毎週月〜木曜日夜7:00〜10:00 GMT.)中のだいたい9時40分前後からオンエア。この番組の司会はなんとあのトム・ロビンスン！そう、70年代末期から80年代のポスト・パンク／ニュー・ウェイヴ期に"2-4-6-8 Motorway"などのヒット曲を飛ばしたあの人です。 　生放送で披露した2曲のうち1曲は翌朝9/20のGideon CoeのMid-Morning Show(ウイークデーの毎朝10:00〜13:00 GMT.)で再放送、残り4曲は翌週のEvening Sequence内で振り分けてオンエアされました。そのうちこの辺のJohn Peel Show以外のBBC Session音源がまとめられる事を期待しましょう。

番組： John Peel Show(Cinerama-5th John Peel Session) 放送日(初回)： 04/06/2003 録音日： 08/05/2003 曲目： Edinburgh / Larry's / On/Off / All The Things She Said メンバー： David Lewis Gedge(vo. & g.)、 Simon Cleave (g.)、 Terry de Castro(b.&backing vo.)、Kari Paavola (dr.) 収録アルバム： JOHN PEEL SESSIONS : Season 3 [Sancturay 2007] 説明： 　CINERAMA2003年4月の英国ツアー終了後に収録された通算5回目のセッション。ツアーでも演奏され好評だった"Edinburgh"などの新曲3曲に加え、2003年当時世界的に人気を博していたロシアの女性デュオt.A.T.u.の大ヒットのカヴァーが初披露。このカヴァー、ものの見事にCinerama流の隠微なバラッドに仕立て直されていて驚きますが、それよりもこの新曲が素晴らしい！特にこのセッション前後に行われたツアーでも定番となっていた"Edinburgh"は次のシングルにしても良いくらいの上出来でしたが、結局CINERAMAでは音源化される事無く、後に新生TWP名義で"I'm from Further North Than You"としてシングル化されます。またLarry'sもTWP名義のフルアルバム『Take Fountain』にて発表される当時の新曲ですが、アルバムテイクと異なるロッカ・バラード調のアレンジはいかにもプロト・タイプ風。CINERAMAから新生TWPへの最初のミッシング・リンクと呼べるこのセッションは2007年8月にリリースされた第3弾Peel Session集『John Peel Sessions : Season 3』でCD化されました。

番組： BBC 6 Music "Gideon Coe" (CINERAMA - HUB Session) 放送日(初回)： 8/10/2003(生放送) 録音日： --- 曲目： Edinburgh / Your Charms メンバー： David Lewis Gedge(vo. & g.), Simon Cleave (g.) 収録アルバム： 未定 説明： 　こちらもBBC Radioのデジタル・チャンネル6 MusicのGideon Coeの番組内でのセッションHUB Sessionで2曲をアクースティック・セッションで披露。

番組： John Peel Show (Cinerama-6th John Peel Session) 放送日(初回)： 06/01/2004 録音日： 27/11/2003 曲目： Always The Quiet One / Mars Sparkles Down On Me / Why Are Nickels Bigger Than Dimes? / Groovejet (If This Ain't Love) メンバー： David Lewis Gedge(vo. & g.)、 Simon Cleave (g.)、 Sally Crewe (b.&backing vo.)、Kari Paavola (dr.) 収録アルバム： JOHN PEEL SESSIONS : Season 3 [Sancturay 2007] 説明： 　CINERAMA2004年初となるPeel Sessionは偶然にもJohn Peel Showにとっても2004年最初の放送となった1/6の回でオンエア。前年11月の収録当日ベースのTerry de CastroがL.A.から来られなかった為、2003年10月のU.K.ツアーをサポートしたSally Crewe And The Sudden MovesのSally Creweが代打で演奏していますが、全く申し分ないプレイでアンサンブルに溶け込んでます。前年のFestive 50ナンバー1初戴冠後初のセッションでもあった訳ですが、その1位曲「Don't Touch That Dial」さえも凌駕する新曲群がもう本当に筆舌に尽くしがたい素晴らしさ。楽曲のクオリティもさる事ながら最近のデイヴィッドの発言によればこのセッション時のエンジニアが「サウンドが何だかCineramaというよりWeddoesっぽいよね」と指摘した事も同年の新生TWPへの改名への1つの動機にもなったようで、確かにギターはさらにラウドに唸り、バンド・グルーヴも久々にあの重厚なSeamonsters期のWeddoesを思わせるもので、今後にとてつもない期待を抱かせるCineramaのPeel Session最後にして史上最高傑作となりました。実際ここで披露された新曲は全てTWP名義で発表される事になりました。お楽しみのカヴァーはSpiller featuring Sophie Ellis-Bextorのクラブ・ヒット「Groovejet」ですが、歌詞とメロディーだけ同じで後は完全にCineramaのカラーに染めた異様に格好良い出来。今聴くと新生TWP名義の"Interstate 5"のプロトタイプの様なアレンジでもありますね。実際に、このセッションでのこの曲のアレンジを下敷きに"Interstate 5"を完成させたことを、後にDavidは著書『Sleevenotes』の中で明かしています。本セッションは2007年8月にリリースされた第3弾Peel Session集『John Peel Sessions : Season 3』でCD化されましたので、CINERAMAがTWPへと移行する最大のターニング・ポイントとなったこの歴史的記録、ぜひともお聞きください。

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