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Live 1993
TITLE: LIVE 1993

RELEASE DATE: March 11th, 2016
LABEL: Scopitones
CATALOGUE No.: TONE CD 064


収録曲目(Tracklisting)  

Disc 1 (On Air / Tokyo, Japan / March 17th, 1993 notice! this was actually recorded on March 18th )
  previosly unrelereased
  1. Kennedy
  2. Dalliance
  3. Dare
  4. The Queen Of Outer Space
  5. Suck
  6. Silver Shorts
  7. Loveslave
  8. Crawl
  9. Heather
  10. Sticky
  11. Brassneck
  12. Blonde
  13. Blue Eyes
  14. Go-Go Dancer
  15. Corduroy
  16. Flying Saucer
Disc 2 (The Old Trout / Windsor, England / Oct.28th, 1993)
  1. Let Him Have It
  2. Blue Eyes
  3. Go-Go Dancer
  4. Dalliance
  5. Dare
  6. Catwoman
  7. The Queen Of Outer Space
  8. Sticky
  9. Silver Shorts
  10. Kennedy
  11. Loveslave
  12. Crawl
  13. Come Play With Me
  14. Corduroy
  15. Flying Saucer
  16. So Long, Baby


作品概要/解説  

ザ・ウェディング・プレゼント(以下TWP)通信販売とライヴ会場のみでオフィシャル・ライヴ・カセット・シリーズのCD化シリーズ第7弾。2016年3月リリース。1993年唯一のカセットとなった第12巻(1993年10月30日英ウィンザー公演)に収められた音源をリマスターした上でDISC2に収録、さらに本シリーズでは初となる未発表ステージ音源をDISC1に収録。しかもそれが同年3月、TWPデビュー8年目にして遂に実現した初のジャパン・ツアーから、そのツアーの最終日でもあった3/18、東京・渋谷On Air公演の2日目が全編CD化されたから驚いた。ただ実際のラベル上はその前日の3/17の東京初日の録音となっている。デイヴィッド・ゲッジ本人に確認したところ、その日付がラベリングされたテープから収録したとのことだが、実際にここで聴けるのは紛れもなく、1993年3月18日、2日目の公演からの録音である。つまり、当時のサウンド・エンジニアのケアレスミスだったわけだ。

ちなみに実際の3/17のセットリストはこの様なものだった。

*actual set list of On Air / Tokyo, Japan / March 17th, 1993
1. Dalliance
2. Dare
3. Blue Eyes
4. Corduroy
5. Blonde
(Silver Shortsイントロのみ)
※ここでDavidがエレキの弦を切ったため、急遽アクースティック・ギターに持ち替えセットリストが入れ替えられた
6. Crawl
7. Come Play With Me
8. Sticky
9. Brassneck
10. Silver Shorts
11. The Queen of Outer Space
12. Kennedy
13. Lovenest
14. Bewitched
15. Go-Go Dancer
16. Flying Saucer

曲順の違いに加え、"Heather"の替わりに2日目に演奏されていない"Bewithced"が、"Suck"の替わりに"Come Play With Me"が演奏されている。

なぜ筆者がこれほどまでに鮮明に覚えているかと言えば、言うまでもない。この夜のライヴこそが自分にとって生涯初めてのTWPのライヴだったからだ。
そんな個人的な想い出もあってどうしても贔屓目になってしまうのは仕方無いのだが、この2日目の公演はジャパン・ツアーの最終日ということもあって、筆者が体験した初日に比べだいぶリラックスした雰囲気というか、言葉は悪いが締まりが無いライヴだったように記憶していた。こうして20数年を経て改めて聴き直してみても、その印象は変わらなかった。何しろ冒頭から「こんばんは。僕たちはSuedeです。」なんてどうしょーもないギャグでダダ滑っているのだから。

ここで本当に1993年3月17日の公演がCD化されていたら、もう感謝してもしきれなかったのだが、テープの取り違えが何とも悔やまれる。
とは言え、長年の日本のファンにとっては忘れ得ぬ記憶の断片である。この16年後、ついに実現した2回目のジャパンツアーの東京初日となった2009年3月12日の渋谷O-Nest公演で同じ様に"Kennedy"で幕を明けた時には、思わず感極まってしまったのだった。

もう一方のDISC1の方は、オリジナル・メンバーのベーシストKeith Gregory脱退後のラインナップになってから2回目のライヴからのものとなり、1994年の『Watusi』に収録される当時の新曲もすでに演奏されている、これもなかなか興味深い音源である。

外部リンク  

(first published : 1st July, 2017)

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