TWP FRENCH PROMOTIONAL RELEASES
フランスのオーディエンスはTWPに対してデビュー間もない頃より歓迎を示してきた。1988年のシングル"Why Are You Being So Reasonable Now?"のフランス語ヴァージョンがフランス語表記のCadeau De Mariage名義で限定リリースされたり、またMidnight Musicレーベルからフランス盤の12インチ・レコードが発売されていたのはその象徴的な出来事として記憶に残るが、その人気が最高潮に達したのが1992年の『THE HIT PARADE』シリーズ時代。そのシリーズで発表されたThe Monkeesのカヴァー"Pleasant Valley Sunday"(第5弾"Come Play With Me"のカップリング)がラジオ局を中心に大人気となり、そのお陰で1993年2月(現時点で最初で最後となったジャパン・ツアーの直前)に当時異例だったフランス国内だけで20日間のツアーが実現した。その反面無許可で限定発売された悪名高き編集盤『Hit Parade 3』や非常に奇妙な選曲のメディア向けプロモーション盤が数種類存在する事もまた有名ではある。御参考までにそういったフランス盤プロモCDをご紹介しておく。

"Shaft" + 4 inedits
(Disque Promotionnel)

[BMG FRANCE French ep 1]
Shaft
TRACK LISTING:
Theme From Shaft / Don't Talk Just Kiss /
Crawl / Niagara / Fleshworld
1992年の月刊シングル・シリーズ"Hit Parade"プロジェクトの年にフランスのBMGがプレスしたプロモーション盤CD。シリーズ第8弾"Boing!"のB面だった「シャフトのテーマ」のカヴァーをタイトルに冠したもので、その他は全くHit Paradeシリーズに関係ない、1990年から'91年にかけてリリースされたEPのこれまたB面曲ばかりが入っているという、非常に風変わりな内容。だが、この時期のB面はご周知の通りで名曲揃いなので、言うなれば“裏ベスト盤”的な趣もあるが。しかし、一体これがどういう「宣伝効果」を期待されて作られたのかが、全く持って不思議。

"Watusi"
(3 Track - Disque Promotionnel)

[Island 4366]
watusi french
TRACK LISTING:
Le Bikini / Flame On / Him or Me (What's It Gonna Be?)
レーベルが変わってもさらにおかしな選曲のプロモーション盤をリリースする伝統(?)は変わらない。1994年4th Album『WATUSI』の3曲入りプロモーション盤だが、1曲目はアルバムからのシングル"Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah"のカップリングだったサーフィン・ホットロッド・スタイルのインスト曲。#2、#3も同様で、全てシングルのB面曲で占められている。だから、一体何の「プロモーション」なんだよ!(笑)

"Watusi - 4 Extraits"
(2nd French Promo)

[Island 4367]
watusi french 2nd
TRACK LISTING:
Click Click / Let Him Have It / It's A Gas / Yeah, Yeah, Yeah (actually 'Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah')
もう1枚フランスでプレスされた『WATUSI』のプロモーション盤CD。こちらはちゃんとアルバムからのダイジェストになっている。しかし何も書いていない紙製の白ジャケにステッカーを貼っただけのもので装丁は実に寂しいもの。ついでに細かい事だが盤面に書いてある"Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah"の曲名は2個省略されている。こちらも違った意味で寂しい(苦笑)。



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